
オフショアとは
オフショアとは「沖合い」の意味で、国内金融市場(オンショア)から隔離され、非居住者(外国人投資家)に対し税制などの優遇措置を与えた金融市場のことを言います。
最近はタックスヘブン(租税回避地)とほぼ同じ意味で使用されます。代表的なオフショアには以下の地域があります。
・ヨーロッパ(ガーンジー島、ジャージー島、マン島、スイス、ルクセンブルグ等)
・カリブ海(バージン諸島、ケイマン諸島、バミューダ等)
・南太平洋(バヌアツ、ナウル等)
・アジア(香港、マカオ、シンガポール等)
オフショアファンドとは
これらオフショアに籍を置くファンドのことをオフショアファンドと呼びます。特徴としては、
- オフショア地域では分配金および運用益が非課税(または低率)なので良い運用成績を出しやすい。
- 世界の優秀なファンドマネージャーが激しい運用競争を繰り広げているので、世界有数なファンドがいくつも存在する。
- これらは私募ファンドと呼ばれ、各国の規制や言語に縛られることがなく、世界共通の言語、ドキュメントを採用いるので、むだな経費がかからずパフォーマンスを落とす要因にならない。
- 多くがオルタナティブ投資(代替投資)あるいはヘッジファンドと呼ばれ、市場環境(相場の上げ下げ)に関わらず常に一定の収益を狙う、絶対収益追求型の運用をしている。
- また、ヨーロッパを中心にこれらオフショアファンドに毎月一定額を長期分散投資し、私的年金として受け取るオフショア積立投資が盛ん。
などがあげられます。
金融英語になれておらず、販売機関の看板を重視する一般的な日本人には、直接オフショアファンドを購入するのは一般的ではありませんでした。
しかし、その税制の有利さ、将来起こりうる日本の財政破綻と円暴落の可能性、国内投資の限界などを痛感した国際感覚のある投資家の間で、静かなブームとなっています。
暮旅インベストメントでは、そのオフショアファンドの魅力にアクセスできる2つの投資スタイルをご紹介いたします。
オフショア積立投資(国際年金プラン)
毎月一定金額を、10銘柄程度のファンドへ分散投資し、10-30年間もの長期間運用し、将来年金として受給するものです。
プラン提供会社によりますが、対象ファンドは100-200銘柄にのぼり、BRICSなど新興国に投資するファンド、商品(コモディティー)に投資するファンド、ヘッジファンドやオルタナティブ投資型のファンドなど選択肢が豊富です。
日本にもファンドラップ口座、変額年金、確定拠出年金など類似のプランがありますが、オフショア積立投資は自分の所属組織や居住国に関わらず、世界中どこからも拠出(掛金払い)も受給(年金受け取り)もできるという国際人にぴったりの私的年金です。
多くの暮旅インベストメントの会員様のように、将来日本を脱出している可能性のある方にもぴったりの自分年金です。
また、毎月一定の金額を機械的に投資する方法を「ドルコスト平均法」と呼んで、平均単価の引き下げに有効な投資手法です。なぜなら、毎月一定金額を投資するため、相場の下落時は上昇時に比べより多くの数量が組み入れられ、買いコストが引き下がるわけです。
また、相場下落時に自分で投資するのは心理的に困難ですが、実は多くは絶好の買いタイミングということもあり、積立投資であればこういうチャンスを逃すことはありません。
公的年金がほとんど頼りにならない時代に、自助努力で日本のシステムから独立したオフショア年金プランで財産を形成することは、とても意義あることでしょう。
ヘッジファンド
相場の方向性にかかわらず、毎年言ってのプラスのパフォーマンスを狙う投資法を「絶対収益追求型」投資と言い、その戦略で運用されるファンドをヘッジファンドやオルタナティブ投資ファンドと呼ばれます。
その中でも、サブライム&リーマンショックのあった2008年に特に注目されたのはマネージド・フューチャーズという運用手法です。先物を利用し、上げ相場は「買いポジション」、下げ相場は「売りポジション」による機動的な運用をし、相場の上げ下げにかかわらず絶対的な収益を得ようとする手法です。
大手ヘッジファンド運用会社の旗艦ファンドにもなっており、運用開始以来過去約13年間で年平均複利利回り約17%のトラックレコードを誇るものもあります。
世界的暴落相場の2008年も33.2%のプラスのリターンを出しており、下げ相場での対応力を証明した形となりました。
マイナスを出したのは相場に方向感がなかった2009年のみという安定感を誇っています。(下図参照)
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