参考図書5

外資ファンドがどのように「20%超」の高いリターンを生み出すことができるのか、少し古い話ではあるが、ライブドア事件をプロローグとして次々と展開してゆく。日本のサラリーマン・ファンドマネージャーと外資のハゲタカ(悪い意味で使っているのはでありません)マネージャーとのカルチャーの違いが感じられる。

『今まで見てきたように、「投資ファンド」を含む「運用」業務の本質が”プライベート性”や”目立性””先進性”にあるとすれば、日本のメガ金融グループがコングロマリット化を進め、銀行カルチャーの下で運用強化を図ること自体が、二周遅れの誤りである可能性がある。
つまりヽ「金融機関は大きくなればよい」というのは、こと「資産運用」に関しては時代遅れの発想になりつつあるのである。
このように、「ファンド資本主義」の下では、金融機関のあり方も変わる。
金融機関はこれまで、合併などにより”規模の利益”を追求し、全国どの支店でも”均一的なサービス”を提供してきた。
しかし、こうした基本的な企業コンセプトは変更を余儀なくされる。運用業務においては、「小回りのきく、自由度の高い、フティック型」の運用機関へアン・バンドル(分解・ほどける)してゆく。』(本書より抜粋)