オフショアファンド

オフショアファンド

オフショアとは

オフショアとは「沖合い」の意味で、国内金融市場(オンショア)から隔離され、非居住者(外国人投資家)に対し税制などの優遇措置を与えた金融市場のことを言います。
最近はタックスヘブン(租税回避地)とほぼ同じ意味で使用されます。代表的なオフショアには以下の地域があります。

・ヨーロッパ(ガーンジー島、ジャージー島、マン島、スイス、ルクセンブルグ等)
・カリブ海(バージン諸島、ケイマン諸島、バミューダ等)
・南太平洋(バヌアツ、ナウル等)
・アジア(香港、マカオ、シンガポール等)

オフショアファンドとは

これらオフショアに籍を置くファンドのことをオフショアファンドと呼びます。特徴としては、

  1. オフショア地域では分配金および運用益が非課税(または低率)なので良い運用成績を出しやすい。
  2. 世界の優秀なファンドマネージャーが激しい運用競争を繰り広げているので、世界有数なファンドがいくつも存在する。
  3. これらは私募ファンドと呼ばれ、各国の規制や言語に縛られることがなく、世界共通の言語、ドキュメントを採用いるので、むだな経費がかからない。
  4. ヨーロッパを中心にオフショアファンドに毎月一定額を長期分散投資し、タックス上のメリットを生かし、私的年金として受け取るオフショア積立投資が盛ん。
  5. オフショアファンドの多くがオルタナティブ投資(代替投資)あるいはヘッジファンドと呼ばれ、市場環境(相場の上げ下げ)に関わらず常に一定の収益を狙う、絶対収益追求型の運用をしている。
  6. などがあげられます。

global finance金融英語になれておらず、販売機関の看板を重視する一般的な日本人には、直接オフショアファンドを購入するのは一般的ではありませんでした。
しかし、その税制の有利さ、将来起こりうる日本の財政破綻と円暴落の可能性、国内投資の限界などを痛感した国際感覚のある投資家の間で、静かなブームとなっています。
日本語対応するファンド提供会社が一部出てきたこともその要因です。

暮旅インベストメントでは、オフショアファンドの魅力にアクセスできる2つの代表的投資スタイルをご紹介いたします。 

1. オフショア年金積立(国際年金プラン、オフショア年金プラン)

オフショア年金積立毎月一定金額を、10銘柄程度のファンドへ分散投資し、5-25年間もの長期間運用し、将来年金あるいは一時金として受給するものです。
投資可能なファンドは100-200銘柄にのぼり、BRICSなど新興国に投資するファンド、商品に投資するファンド、ヘッジファンドやオルタナティブ投資型のファンドなど選択肢が豊富です。
また、オフショア年金積立は自分の所属組織や居住国に関わらず、世界中どこからも拠出(掛金払い)も受給(年金受け取り)もできるという国際人にぴったりの私的年金です。また毎月クレジットカードで支払いができる手軽さも人気の秘密です。

また、将来日本を脱出している可能性のある方にもぴったりの自分年金です。(もちろん海外口座での受給も可能です。)

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2. ヘッジファンド

相場の方向性にかかわらず、毎年一定のプラスのパフォーマンスを狙う投資法を絶対収益追求型投資と言い、その戦略で運用されるファンドをヘッジファンドオルタナティブ投資ファンドと呼ばれます。
その中でも、サブライム&リーマンショックのあった2008年に特に注目されたのはマネージド・フューチャーズ(またはCTA)という運用手法です。先物を利用し、上げ相場は「買いポジション」、下げ相場は「売りポジション」による機動的な運用をし、相場の上げ下げにかかわらず絶対的な収益を得ようとする手法です。

ただ最近は、同様な手法で運用するファンドが多くなったため、ゴールド(金)などの商品と組み合わせて高リターンを確保するハイブリッドなヘッジファンドも登場してきています。

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ヘッジファンド

ヘッジファンド

マネージド・フューチャーズ(CTA)型のヘッジファンドには以下の特徴があります。

相場に左右されない絶対収益追求型の運用

伝統的な運用は、相場のベンチマーク(平均)を上回る実績を出すことを目標とし、それらは相対収益追求型の運用と呼ばれます。ベンチマークとは具体的には各相場の代表的な指標(日本の株式市場であればTOPIXや日経平均株価)を言います。
この運用の特徴は、相場の上昇局面ではプラスの成績が出やすい一方、下落局面ではマイナスになりやすいことです。また、ベンチマークを継続的に上回ること自体が困難との見方もあります。

絶対収益追求型これに対して絶対収益追求型の運用は、毎年、相場の上下にかかわらず一定のプラスの成績を出すことを目標に運用する手法です。
近年、相対収益追求型の運用成績では満足できない富裕層を中心に、絶対収益追求型の運用へのニーズが増大しています。
もちろんすべてのヘッジファンドが毎年プラスとなるわけではありませんが、様々な運用手法を駆使した結果、長期に渡り、安定したプラスの実績を残しているファンドも数多く存在します。

トレンドフォローのマネージドフューチャーズ

様々なヘッジファンドの中でも、リーマンショック以降、マネージドフューチャーズ(CTAとも呼ばれます)が注目されています。
マネージドフューチャーズとは、主に先物を利用して売買をするファンドのことを言いますが、中でも相場のトレンドを見極め、上昇局面はロング(買い持ち)で、下落局面にはショート(売り持ち)で機械的に売買する手法をトレンドフォロー戦略と言い、ほとんどのマネージドフューチャーズの運用戦略となっています。
トレンドフォローの哲学は、「相場が上がるか下がるかを予想しポジションを張るより、相場のトレンドに乗ったほうが利益が出やすい、なぜならトレンドは一定期間継続する傾向があるから」というものです。

また多くの場合、人の判断に頼らないシステム売買を採用しています。なぜなら、「人の判断は常に主観的で間違えやすく、これを可能な限り排除しコンピューターによる分析に特化したほうが良い結果が得られる」との思想に基きます。

ただし、最近は同様の手法で運用するファンドが増えてきておりリターンが出しにくいので、ゴールド(金)のパーフォーマンスと組み合わせ高リターンを出すファンドも増えてきています。

分散効果の高いオルタナティブ投資

これらヘッジファンドを代表する新しい運用手法を総称してオルタナティブ投資(代替投資)と呼びます。
これら投資手法の最大の特徴は、株式や債券などの伝統的運用に対し、値動きが低相関、あるいは逆相関になっていることです。つまり、伝統的な運用によるパフォーマンスと、値動きの関連性が薄い、あるいは逆の動きになっていることです。
これは分散投資という観点から見ると極めて重要なことです。同じ値動きする資産、運用手法をいくら組み合わせてもその分散効果は限界がありますが、異なる値動きをするものを組み合わせると分散効果が飛躍的に向上します。(ちなみにこの考え方は、1990年にノーベル経済学賞を受賞した米大学教授マーコビッツのモダンポートフォリオ理論の基礎となる理論です)
マネージド・フューチャーズは分散効果が極めて高く、ポートフォリオ構築の点からも、組み入れることの意義は大きいと言えます。
下図は従来型ポートフォリオに、代表的マネージド・フューチャーズを20%組み入れた場合の、各指標の改善例を示しています。
マネージド・フューチャーズ組み入れによる分散効果: ▲クリックすると拡大しますマネージド・フューチャーズ組み入れによる分散効果: ▲クリックすると拡大します



金投資と組み合わせたハイブリッド型も登場

GOLDただし、同様の手法で運用するファンドが最近増えてきたため、単純なトレンドフォロー型は過去の高パフォーマンスを出しにくくなってきたと言われます。
また、米ドル、ユーロなどの通貨の信認が揺らいでいるこもあり、無国籍通貨と呼ばれる金を通貨とみなし金相場に参加する仕組みのものが登場しています。これらは、世界的なインフレ懸念を背景に、今後も金の上昇相場が予想されるため、しばらくの間マネージドフューチャーズの主流となりそうです。

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